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発熱とは

    発熱は乳幼児によく見られる症状で、ウイルスや細菌の体内への侵入に対する反応です。発熱時には平熱時よりも体内の各種免疫機能が活発化し、侵入したウイルスと細菌を退治しやすくなります。また、新陳代謝も活発となって、免役体合成が増加し、生理食細胞の活性も強化されます。そして、全身の各種抵抗力を動員して外来の病原微生物を排除し、身体の生理バランスを調整します。免役機能により病原体の成長・繁殖を抑え、子供の正常な成長を助けます。

   その一方、発熱は身体に害を与えます。高熱は急性上気道炎に感染している乳児に悪影響を与えます。また極度の衰弱状態にあるか、重篤な心肺血管疾患に罹っている小児では発熱により酸素消費量や心拍数が増加して、症状を悪化させる可能性があります。高熱の場合、神経系統にも損傷を与えることがあり、5歳以下、とりわけ、6ヶ月~3歳までの幼児では高熱によるひきつけを起す可能性があります。

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